平田さち展 立野陽子展
林君と京都のギャラリーをまわった。全体に低調だったが、最初と最後に出会いがあった。Gallery PARC の平田さち、gallery 16 の立野陽子。 平田の空間に華やぎを添える技術は見事で、これまで経験したことのない類いの軽みが愉快だった。惜しむらくは細部の処理が杜撰であること。シールの気泡はまだ許容範囲としても、立体作品の角が剥がれていたり、虫ピンで繋ぎあわせた処理が丸見えだったりして萎えた。速度やリズムを重んじてのことだろうが、これでフィニッシュのクオリティーが高ければ世界に通用する作品になる。今後に期待する。 立野の織りなす、入り組んだ矩形がいくつも折り重なる別世界では、重力とは違う独自の法則が幅をきかせており、抽象的に表現されていながら非常に具体的な居心地を感じさせる。それが視線の動きにつれて流動的に蠢き、天地を違えたり裏表が入れ替わったりするのに驚いた。なりたちは理解できたが、どうすればこんな不思議な構造を立ち上げることができるのかはまったくわからない。素晴らしかった。
平田さち展 立野陽子展
林君と京都のギャラリーをまわった。全体に低調だったが、最初と最後に出会いがあった。Gallery PARC の平田さち、gallery 16 の立野陽子。 平田の空間に華やぎを添える技術は見事で、これまで経験したことのない類いの軽みが愉快だった。惜しむらくは細部の処理が杜撰であること。シールの気泡はまだ許容範囲としても、立体作品の角が剥がれていたり、虫ピンで繋ぎあわせた処理が丸見えだったりして萎えた。速度やリズムを重んじてのことだろうが、これでフィニッシュのクオリティーが高ければ世界に通用する作品になる。今後に期待する。 立野の織りなす、入り組んだ矩形がいくつも折り重なる別世界では、重力とは違う独自の法則が幅をきかせており、抽象的に表現されていながら非常に具体的な居心地を感じさせる。それが視線の動きにつれて流動的に蠢き、天地を違えたり裏表が入れ替わったりするのに驚いた。なりたちは理解できたが、どうすればこんな不思議な構造を立ち上げることができるのかはまったくわからない。素晴らしかった。
4月5月
路面に固着したセシウムが溶解して春風に舞うのを恐れ、縁故を頼り奈良に疎開したのが4月のあたま。おチビの母親が市民運動に専念するため横浜に戻ったのでほぼ一人で子育てに追われた。この連休も元気いっぱいな甥姪に玩ばれて過ぎ、些か疲労がたまっているようだ。 この間撮った写真は10本にも満たない。あれはどうかと思い返す手応えもおぼろげ。月100カットは写真をはじめてから最も少ない量だ。生きている気がしない。 疲れは休めば癒えるが、餓えはそうもいかない。取材量を取り戻さなくては。5月の光が濁る前に。
4月5月
路面に固着したセシウムが溶解して春風に舞うのを恐れ、縁故を頼り奈良に疎開したのが4月のあたま。おチビの母親が市民運動に専念するため横浜に戻ったのでほぼ一人で子育てに追われた。この連休も元気いっぱいな甥姪に玩ばれて過ぎ、些か疲労がたまっているようだ。 この間撮った写真は10本にも満たない。あれはどうかと思い返す手応えもおぼろげ。月100カットは写真をはじめてから最も少ない量だ。生きている気がしない。 疲れは休めば癒えるが、餓えはそうもいかない。取材量を取り戻さなくては。5月の光が濁る前に。
data.anatomy [civic] by Ryoji Ikeda – YouTube
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