さとう陽子
さとう陽子
鎌倉でさとう陽子さんの展示を見た。
昨年六本木で拝見した中程度の作品に感じられた作品空間における動きがさらに強く、もっと具体的にあらわれていた。捌ききれないかたちが抽象化されずに生のままそこにある。そしてそれぞれのかたちが互いをどうこうするわけでもなくともにある様に心打たれた。作家本人はそれを 異なる次元のものが共存する 世界のあり方とはそのようなものだ と語り、なお共感した。
ここ数年の大作には部分と全体が同時に成立した空間が実現されており、このまま統一性、崇高さへ向かうのかと思いきや、この 手に負えない具体性を立ち現れさせる。嬉しい驚きだった。非常な刺激を受けた。
2010/02/23